確定申告を適当に続けて10年以上経過しました

マネー

ようやく暖かくなってきたこの頃。確定申告を行ってきました。気がつけば始めて申告してから、15年が経過しています。確定申告は、企業や個人が納税額を「確定」するために行うものです。勤め人の方は、勤め先の経理部門に年末調整処理を行ってもらえるので、医療費控除など勤め先では取り扱ってもらえないものがある場合に必要となります。
その年の状況次第では、確定申告する必要がないので、私も毎年行っているわけではありません。控除申請は、払いすぎた税金を返還してもらうための手続きなので、裏技でも何でもない、正規の手続きです。
十数年前、私が始めて申請準備を行ったときには、「絶対無理だ」と思うくらい面倒な作業だと感じました。本屋で確定申告ムック本を購入して、添付CDのソフトを使用するなどしていましたが、現在の国税庁の確定申告作成環境はかなり使い勝手がよくなっており、環境は10年前より進歩しています。今回は、最適なやり方ではないですが、個人的な申請手順などをご紹介します。各人によって税額など条件が変わりますので、応用できるか不明です。あくまで一例としてお読みくださいm(_ _)m

始めた理由

2005~06年当時、デイトレードにはまっていた私は、ライブドアショックで大きな損失を出してしまいました。それまで、無謀な取引を繰り返していたのですが、成績は良かったのです。自分には適正があると思い込んでいたのですが、それは単に相場がよかっただけのことだと、後に思い知りました。
当時の損失額を、確定申告することで最大3年間、取引で得た利益と相殺することができると知り、確定申告を始めたのです。まだ、全然勝つつもりでいたのです(^^;。残念ながら、利益と相殺することなく、3年間が過ぎました。
唯一のメリットは、納税について興味が持てたことです。控除は基本、申請しなければ一銭も戻らないのです。多少面倒でも、申請することにが意味があると思いました。

控除の対象

私の場合、生命保険については会社の年末調整手続きで行ってもらっています。これまで申請した控除は以下を対象に行いました。概要も併せて記します。
①医療費控除
 医療費が10万円を超えることは毎年はないです。申請は、病院単位で1項目として記す必要があり、控除手続きの中で最も手間がかかります。例えば医療費が10万1000円だった場合、1000円に対しての課税分が還付されることになります。時間と手間を考えれば、私だったら申請しません。
②ふるさと納税控除
 ワンストップ特例制度を使ったことはありません。上限額に気を付ける必要がありますが、応援したい自治体を抑えめの額で行うことがあります。
③住宅ローン控除
 初年度に確定申告を自分で行ったことを機に、毎年自分で行うようになりました。年末調整で行うよりも、控除にすることによって、還付金をそのまま住宅ローン支払いに回す意識ができています。これはメリットになるのかな?
④扶養控除
 別居老親に金銭的な援助をしています。加えて、両親の収入額が条件対象になっていることは確認したほうが良いでしょう。

具体的に作業はどう進めるか

国税庁のホームページに確定申告書等作成コーナーがあるので、クリックして進めていくと何とかなります(^^;。年末調整、住宅ローン残高証明、ふるさと納税証明、医療費領収書などの資料をそろえておく必要があります。初めての方はたいへんと思いますが、ここは踏ん張って進めるしかありません。
作成した申請書は、e-taxでの申請、郵送、直接持ち込みの方法があります。私は郵送と持ち込みを行ったことがありますが、初回の方で確定申告会場が遠方でない方は、印刷して持ち込んでみてはどうでしょうか。簡単な、書類の不備をチェックしてもらえます。

もっと楽に行う方法はないか

上記で作成したデータをデータとして保存しておき、翌年流用することで氏名、住所、マイナンバーなどの入力を省力できます。また、必要書類を保管する場所を作っておき、都度書類を格納してください。書類を探すことが一番手間がかかっている人もいるでしょう。
また、還付金が確定申告を行うコストより安い場合は、申告の有無自体を考えてもよいです。「たとえ1円でも還付を」も一つの考えですが、プリンタのインクや用紙、郵送料や交通費、そして大切な時間をかけるべきかを考えるように、最近私もなりました。

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